2009年11月5日木曜日

日本の森林資源の現状と対策について

この記事は、現状のポイントを上手く表現しています。

是非、読んでみてください。

私は、林業や、その技術開発をしている立場上、この業界の情報の少なさに困っています。 


www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/d9ea28ed1cdb2f0f6dd633b363107f94/page/1/



この記事では、トータルでの要点が上手くまとまっています。

ポイントは
・日本は森林国である。
・持続可能で発展して行くには不可欠。
・日本の山は、死にかけている。(手入れ不足)
・コスト高の要因
・国産材は、高くない。現状では、外材の方が高い。
・インフラ整備が遅れている。


などが上げられる。

コストや、インフラ整備に対するコスト高は、分かり切った話だし、他の一次産業でも同様の課題はある。

現在、水産関係の遠洋漁業船では、多くの外国人漁師を雇って、コストダウンを行っている。

林業も、安い人件費を海外から持ってくる必要がある。

これは、国がリードして、仕組みを作るべきだ。

課題は、多いだろうが、クリアできない課題では無い。

日本は、林業を復活することで、国力の回復につながるし、環境にも良い。
もちろん、災害対策などにも有効だ。

原木を安くで、切り出す仕組みが出来れば、

後は、付加価値を高める方法だ。

これに関しては、

デザイン、加工技術、など、アイデア的な要素もあるし、

木材としての機能性を向上させることで、付加価値を高める方法もある。

先日、メガフロートの時に、ご紹介した、技術などは、もってこいだ。

簡単に言えば、木材の毛細管にスチレンモノマーを含浸。
その後、ポリマー化して、一体化。

このことで、木とプラスチックのハイブリッド材が完成。

強度は、4倍、耐久性も4倍。

添加物を加えれば、耐火性も持たせることが可能。

このような、トータルでの、構造改革を行う必要がある。

世界的には、木材が不足し、価格が上昇するのは、時間の問題だと言われている。

資金的に、余裕のある、海外ファンドなどは、現在、日本のファンド名義で、日本の森林を買収している話がある。

これは、日本中で有ります。大きな面積を激安で購入しています。

このままでは、唯一の資源である森林まで、外資に奪われます。

私は、大きな危機感を持っています。

是非、この問題を、多くの人の力を結集し、解決していきたい物です。





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